20年目の花火
鹿児島テレビ放送

2003年に花火師10人の命を奪った鹿児島の花火工場「南国花火製造所」の爆発事故。当時、現場を取り仕切るリーダーだった中河隆則さんは出張していたため事故を免れたが、実弟と仲間を亡くした。花火製造許可が取り消され、打ち上げの資格だけが残った中河さんの20年を追ったドキュメンタリー。 事故後も花火と関わり続ける姿を淡々と追う構成に引き込まれる。事故の前から花火師らを取材していたディレクターの視点が生かされた秀作。