ラジオドラマ「十円易者・村上桂山~二百万人を占った男~」
南海放送
昭和14年から51年までの38年間、愛媛県松山市の繁華街で「十円易者」として手相占いをしていた村上桂山。延べ200万人以上を占ったとされる。「ハイ、十円! 次の人!」という掛け声で、人々を未来へ導いた桂山の人生を史実とフィクションを交えて描く。
桂山が200万人それぞれに向き合い、その人の未来を照らす言葉をかけ続けた取り組みは、ラジオのあり方を暗示しているようでもある。日々、リスナーに語り掛けようとするラジオが、今だからこそ意識するべき原点を感じさせる番組として評価された。