CBCラジオ特集「20年目」
CBCラジオ

2003年に起きた湖東記念病院事件で「人工呼吸器のチューブを外した」と自白した女性。無実を訴え続けながら12年間服役。再審の扉を開いたのは、元裁判官の矜持と自戒を抱く弁護士、獄中から両親に送られた350余通の手紙で無実を感じ取り、光をあてた地方紙の記者たち。社会の仕組みの実情を浮き彫りにし、法は誰のためにあるのか、問いかける。 冤罪を生みだす原因とメカニズムを追い、検察、司法の旧弊をあぶり出す。依存的心理に被害者の発達障害が加わり冤罪が仕立てられたプロセスがよく分かる力作。